間にライブアルバムのリリースや7インチでのリリースもあるので、久しぶり感が無いですが、アルバムとしては前作”ECHOES”より約2年ぶりとなる通算6枚目のスタジオアルバムです!!同内容のCDも封入した限定アナログ!!
バンド自身が歌のアルバムと称し、ギターリフやソロと言ったものを意識的に極力排除してシンプルに仕上げたと言う内容ですが、LOSTAGEらしいソリッドな緊張感やダイナミズムは損なわれておらず、そこに哀愁、決意と言った人間クサイ彼等らしい味わい深さと天性の声とメロディセンスがメランコリックに響き、ロックバンドとしてのセンスが優しさと轟音にまみれる力強いアルバムかと!!まるで54-71かと思わせるストイックに音数を絞りまくったM1”コンクリート / 記憶”、疾走感溢れる爆発的なロックチューンM3”いいこと / 離別”。そしてバンドとしては、と言うかギタリスト拓人の新機軸であろう、徹底的な轟音ノイズが凶暴なうねりをあげる怒濤のシューゲイズチューン”Guitar / アンテナ”、LOSTAGE、そして五味と言うメロディメイカー、ボーカリストとしての稀代の才能を感じさせるメロディアスなM6”Flowers / 路傍の花”、8分近くの長尺で、ノイズの果てに希望と言うか未来が見えるラスト曲”Good Luck / 美しき敗北者達”と、本当に素晴しいアルバムだと思います。誇らしい。みんなが彼等を誇らしいと思うアルバムでしょう。
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